不迷


不安を受けとめようとのばした両手が
いつの間にか不安を握りしめていた
不安なしに自信を持つのが、恐ろしくて

迷いを追い払おうとした両手には
いつの間にか迷いが絡みついていた
迷いなしに道を進むのが、恐ろしくて

でもそんなものは足で蹴飛ばして
その辺にころがしておけばいい

不安があっても自信があれば
迷いがあっても前に進めれば
それでいいのだから

進む道が見えているのなら、それで…