もし私の背中に羽があったなら
とっくにこんな世界から
飛び立っただろう

けど生まれて此の方
飛べると確信したこともなければ
飛ぼうと試みたこともなかった

飛びたいと願ったことは
あったけど

私たちは知っている
“空を飛びたい”なんて夢は
夢なんだってこと

だから毎日歩いてる

もし私の背中に羽があったなら…
けど羽なんてものはなくて
はえてくるわけもない

だから私は歩く
空に向かって
少しでも高いところを目指して

一歩一歩 歩いて行く