冷たい朝


夢の中でつかんだその手は
冷たくて
必死に追いかけようとしたら
現実へ追い返された

‘私はあなたを傷つけた’

もう二度と温かな手が
触れ合うことはない

‘最後に一言 謝りたかった’

それは夜が明ける少し前
朝日はもう直ぐ
温かな顔を出す